上演:平成26年2月11日(火) 午後1時より
場所:有田川町杉野原 雨錫寺阿弥陀堂(国指定重要文化財)
「杉野原の御田舞(すぎのはらのおんだのまい)」は、起源は室町時代といわれ、当川といわれた有田川沿いの9ヶ村に伝来した、田遊びと呼ばれる一年間の農作業の過程を歌や踊りで五穀豊穣を祈願する農耕予祝行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
冒頭には、屈強な男達が褌姿で肩を組み、太鼓を打ち、唄囃子に合わせ揉み合い押し合いして踊る、勇壮な「裸苗押し」が展開され、その後、舅が婿に米作りを教える様子や田の作業を、台詞のやりとりや歌に合わせて地元保存会の有志の方々が演じます。
舞を行うのは、中世からの舞殿が残る「雨錫寺(うじゃくじ)阿弥陀堂」で、こちらも国の重要文化財(建造物)に指定されており、”重要文化財の建造物で無形重要文化財が上演される”というのは、全国的にも珍しい例です。
この杉野原地区で行われる「御田の舞」は、2年に一度の開催となっております。JR藤並駅よりしみず温泉までは無料の観光施設巡回バスも運行しており、「あさぎり」でお食事をして頂いた方にはご希望により送迎も可能です。ぜひお越しくださいませ。
●温泉とお食事と伝統行事をお楽しみいただくには、下記施設をぜひご利用ください。
・しみず温泉あさぎり 電話:0737-25-1181
・二川温泉 白馬 電話:0737-23-0880